mottoひょうご事務局長  栗木 剛のホームページ

2025年版

ざくろ銀行 第3部


                                ※ 各窓口へのご案内は月例通信の下の方です
                                               


 月例通信   気まぐれに、時々思いついたことを…

 
2月グループワーク…』


   この時期、民生委員児童委員さんや福祉委員さん、まちづくり
   協議会さんなどからのお仕事が増えています
   年度末を迎えるにあたって役員改選時期も近づく団体も多く、
   『ぜひ、もう1期ご継続を…』的な講話のご要望も多いです

   その事業プログラムの中にグループワークを入れられる
   主催元が最近増えてきました
   理由は様々ですが、参加者同士の交流を図ることで孤立感を
   低減したり、意見を述べ合うことで当事者意識を高めたり、
   長丁場のダラダラした講師講話の時間を合法的に少なく(苦笑)
   したりすることもできますし…

   ただ、その手法によってはデメリットも多いものです
   各グループの対話を進めるために進行役(司会)や記録者を
   設定したために、その役になってしまった方が自分の意見を
   述べる時間が持ちづらくなってしまいます
   また、ワーク後に各グループで出た意見を集約して発表させる
   場面にもよく出会うのですが、発表が前提となると、ホントに
   言いたいことを言っても大丈夫か…と危惧する方も出ます

   また、会場スペースに対して参加者が多い時や、できれば
   多くの方とコミュニケーションを取って欲しいという思いから、
   5~6人のグループ編成をされがちです
   軽い自己紹介も含めて情報提供や思いを1~2分でしゃべれる
   はずもなく、1人の持ち時間5分で済めばよい方
   グループ内全員がもれなく、主催サイドの意図通り十分に話して
   もらうには少なくとも30分が必要です

   そして、話し合いテーマを変えてもらっての2セット構成にする
   となれば、全体の事業時間設定(開会行事や事務連絡も入れて)
   90~120分の内、半分以上をグループワークに当てなければ、
   参加者に不満や不完全感が残ってしまいます

   と言っても、私はグループワーク廃止論者ではありません
   たっぷり時間を取ったグループワーク後に、『今日はスッキリした』
   『こんな研修もいい』などの高評価をいただいているからです

   せっかくだから講師にもたっぷりしゃべらせて、参加者にも
   たくさん意見を出して合ってもらって、なおかつ他のグループの
   発表もしっかり聞いてもらって…と、事業目標が多くなればなるほど、
   どれもこれも中途半端になるような気がします

   的さえ得ていれば、講師の話は短くても良いと思いますし、
   主催元が報告書作成の情報を求めるのなら、事後発表など
   しなくても、ワークの最中にグループ巡回をして、多様な意見を
   収集しメモすれば済むことかと
   その上、盛り上がらないグループには、講師やスタッフが声掛け
   するようにすれば、司会も記録も不要ですよね

   誰のために、何のためにグループワークをするんだろうと知恵を
   出し合って、お客さま・スタッフ・講師『三方良し』をめざしませんか


                             くりき つよし

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